関西のシベリアからこんにちは。三田校です。

つい数日前に秋が来たと思えば、あっという間に寒くなり、三田人にとっては厳しい冬が今年もやってきました。もちろん冬は基本的にどこでも寒くて厳しいものですが、どうやら三田の寒さはその中でも格別のようで、あまりの極寒加減から「関西のシベリア」と呼ばれています。ちなみに本日の三田市最低気温予報は9℃。札幌の最低気温予報が8℃、近所の宝塚市で12℃。

校舎の横にある雑貨屋さんでは早速カイロが山積みにして売られています。足先用やミニサイズをバリエーション豊かに充実させているところが憎いですね～…細やかな配慮のきらめきにお財布がつい緩む…。

ところで、同じ県内を比べてもどうして三田市は特に寒いのでしょうか。

その理由は、地形にあります。
三田は周りを丹波山地と六甲山地に囲まれた盆地です。周囲が高くなっているため、外から流れ込んだ空気がお盆や深皿に流し込んだ水のように内部でとどまりやすい仕組みになっています。そのため山で冷やされた空気が入り込めば盆地全体がすっかり底冷えし、逆に真夏の熱気も一度入り込むとなかなか出ていかないため冬も夏もなかなかの過ごしにくさになるわけです。

ちなみに三田は寒いですが、雪はあまり降りません。空気中に含まれる水分のほとんどは山を通過する際に雪として山に積もるため、街には乾いた風が降りてきます。

選りすぐりの冷気があなたを迎える三田。山の向こうからお越しの際はぜひ厚着して来てくださいね。私の友人は皆薄着で遊びに来てしまい、全員風邪を引き帰っていきました。

盆地といえば京都の冬も寒いことで有名ですね。山梨も甲府盆地の寒さが有名ですが、冬に訪れた時は寒すぎて最早「痛い！」という感覚でした。

はやく冬終わらないかな…えっ、まだ10月上旬ですか…。
ああ。春は遠い。